前回のブログで、母の日に母親である私が望むのは”感謝より協力”だ、という話をしました。
さて、そんな熱弁を聞かされていた我が家では、晩御飯を作ってくれるような動きがみられた。といっても、11歳の娘はひとりでは、何もできない・・・ので、どうやら、夫が一緒に買い物に行って、晩御飯の食材を買って、一緒にキッチンに立って作っている!!
その光景をみた私はそれだけで満足・・・
「父と娘がキッチンに立って料理をする光景、素敵よ~」とほめたたえた。
出来上がったディナーには驚いた。なにせ、料理のセンスがイマイチなはずの夫が、野菜たっぷり、魚も、具もちゃんとしているディナーを考えられたのだ・・・
鯛のムニエルとズッキーニとマッシュルームのソテーなんか本当に美味しかった。この2品は、娘が味付けをしたとのこと。さすが私の娘だわ。夫だったら塩加減がわからないと自分でも言っているので、もっとしょっぱかっただろうところ、本当に良い塩梅の味付けに、舌鼓を打った。夫も娘もわたしがズッキーニが好きだということを覚えていてくれたこともさりげなく嬉しかった。
本当は、ムニエルは中学生の息子の得意料理のはずだが、あいにく中学生くんは、部活と塾でほとんど家にいなかったので、何も母の日にはしてくれなかった・・・ということを本人、「今日は母の日なのに、何もできずすみませんっ」って言ってくれたので、「そういう発言があることが有難いよ」別にいいんだよ、感謝してもらいたくて母をやっているわけじゃないんだから。一緒に夕飯を食べれたことが嬉しい。
夕食を囲みながら、夫が「今日、スーパーにこの食材を買いに行ったら、母の日用の花が店の入り口のところにたくさん売ってて、お父さんが小さい子どもと一緒に買いに来て「どれか選んで」って子どもに選ばせて、「はい、そこに立ってこっち向いて」って写真に撮っていたんだけど、なんか、子どもに花を適当に選ばせて、写真にとって”こうやって選んで買いました”って奥さんに見せて母の日やった感だすのかな、なんかな、モノを買って達成みたいな感じでなんだろな・・・・って思ったな」と率直に思ったことを言った。
「でしょ~、母の日は感謝している演出って感じになるのも微妙よね、わたしはそのモヤっと感に、激しく納得同感共感よ!」とコロナビールをぐびぐび飲みながら賛同したら、息子に
「酔っ払いかよ」って言われた。
夕飯の後は、食器の片づけも家族がしてくれて、いつも家政婦のごとく家事をしているわたしは座っているだけの優越感に浸ってテレビを観ていた。
そこに、デザートも登場!わたしの大好物ドーナッツ。サプライズだ・・・!花よりドーナッツってな感じで(笑)
満腹だと思っていたけれど、別腹ってこわいわね。
コーヒーまで淹れてくれて、そのコーヒーもとても美味しかった。
私こそ、家族に感謝するべき一日になった。
母の日って、なんだか色々モヤモヤしたけど、来月は父の日がある、父の日はどうなることでしょうか。我が家だけでなく、世間ではどうなのかな、改めて着目してみたい。