”ポジティブ先輩”というあだ名をつけていただいてから、すっかりその気になっております。
何でそう呼ばれるようになったのかのきっかけはいまだに思い出せませんが、最近べつの場所で”ポジティブ”だね、と言われたので忘れないうちに書いておきたいと思います。
ある日、わたしはお気に入りのカフェがあって、時間ができたのでそちらにスコーンと紅茶でもいただきたいと自転車を走らせました。
カフェに入ると、知った顔を数名発見。犬コミュニティの人達で、わたしを見るやいなや「え~一人なの?よかったらここ座んなよ~」と誘われ、一緒にお茶することになりました。(「強引でごめーん!」というそのフレンドリーさに感服)
4人のプードルやポメラニアンを連れた気さくなマダムたち。
トイプードルの飼い主Yさんが「なんかさぁ、25歳の息子がね、時々彼女を連れてうちに来てくれるんだけど、イイ子なのよ、イイ子なんだけど、この前その子が自分のお母さんの悪口を言うのを聞いちゃってなんかがっかりしちゃったの」
と言い出して、「どういうこと?」とわたしたち。
Yさんが言うには、息子さんの彼女は、自分の実家よりYさんちの居心地がとても良くて落ち着くっていうらしく。彼女ちゃんは親元離れて一人暮らししていたところに、最近からYさんの息子が転がり込んで同棲しているそう。そして、実家の母親と離れたのに、”お母さんが電話してきたり、LINEしてきたりするのが、うざい”と言うのだそうだ。そして、娘の食生活が心配なそのお母さんは、食料を宅急便で送ってくるのだけど、そこにその子が好きなキャラクターグッズをガチャガチャでとって同梱してくるのがまたイヤだ、と言う。「あれって、あのガチャガチャをやる行為が面白いのに、ほんと余計なおせっかいをしてくれるからいやになっちゃう」と。
それを聞いてわたしは、「彼氏の母親であるYさんの方が一緒にいて心地いいって言われたら、ラッキーなことですよぉ。”わたしのほうが好かれたわぁ”ってうれしくなりません?それに、そんなに自分のお母さんのことを話すってことは、本当はそんなに嫌いじゃないんだと思うな~、お母さんがおせっかいで困るっていうことはお母さんともけっこう仲がいいんじゃないかな。ほんとに嫌いだったら、母親の話すらあまり出したくないじゃない?」
と言った。それを聞いてYさんは、目をまんまるくして「”あたしのほうが好かれちゃって、ラッキー”って思うのか~、めっちゃポジティブだね!!」と驚かれていました。続けて「そっか、私ね、ほんと彼女ちゃんに気を遣ってなくってぇ、息子と彼女が来ても疲れてたらソファでゴロンと寝っ転がって”どうも~”ってなってるし、でもね、それが良いって言うの~笑」
そしてテーブルにいた他のマダムたちも、
「そうだよね、ほんとにお母さんの悪口っていう感じで嫌いだったら、そんな話すらしないし、好きなキャラクターのことも母親に言わないだろうしね、母娘ってやっぱ同性だから近すぎてうざいみたいになることあるよね~でもYちゃんは、息子ちゃんが彼女連れてこれているのがうらやましいよ~」と口々に言って、
「なんなら、このまま結婚までいったらいいよねぇ。イイ子なんでしょ~!?」
なんて話でテンション上がっていた。
その後は、わたしやほかの年頃の男の子がいるマダムが「彼女連れてきたら、上から下まですっごい不自然な笑顔で見るよ、あたしは!」とドヤ顔、それを聞いて「ひゃー、めっちゃ怖いママじゃん(笑)」なんて突っ込まれ(笑)
そんなカフェタイムは、思いがけずにぎやかで楽しいものでした。1人だったら、そんなに食べなかったかもしれないけれど、みんなでスコーンも食べたいし、かぼちゃのバスクチーズケーキも食べたいから全部のせしてもらおうよ~なんて言って美味しいスイーツももりもり食べて。



そしてこのカフェでは、アールグレイの紅茶が美味しいのです。マダムたちと「紅茶ほんと美味しいよねぇ」と共感し合えるのも、またお茶の時間の良いところ。
考え方がポジティブだねって言われたので、心のなかで
”わたし、ポジティブ先輩なので。”とほくそ笑んだというお話でした。おほほほ。